一つ嘘をつくと、止まらなくなる。

楽しくて、楽しくてお互いの夢を語り合った夜。
偶然なのか、必然なのか共通点が多い私達。
次第に興奮が二人を包みこむ。
あなたの事をもっと知りたい。

あなたも同時に思ったよね。

夜に溺れるのも、あなたとなら怖くない気がした。
これだけ沢山訪れる人生のほんの一夜。
私達は繋がった。

あなたはわかったくれるよね。
抱かれたい夜もある女心。
この夜を大切にしたいから、
満たされるまで愛されたいの。

雨音がどんどん大きくなる。
もう別れなさいと天からのアラーム。

泊まる事ができない私達。
自分の家に帰らないとね。
土砂降りの中、お互いのタクシーに乗り込む。
2人の気持ちは一緒だつた。
夜がもっと長いといいのに。

酒に酔い、雨に溺れた恋。
朝が来る頃には、これも思い出にかわっているのだろう。

お星さま。
またあの人と会えますように。